こんにちは、まむすん(@1HP_FIREman)です。
我が家には元々、私名義の普通自動車(mini cooper)と妻名義の軽自動車の2台の車がありました。
私は子供が生まれても3ドアのmini cooperから5ドアのmini cooperに乗り換えるくらいmini cooperが大好きだったのですが、資産形成を意識するようになってからは負債にしか見えなくなってしまったんですよね。車自体にも元々それほど興味はありませんでした。
そして試しに軽自動車で少し遠出をしてみたところ全く問題ないことが確認できたので、mini cooperを売却することにしました。
ちなみにどちらのmini cooperも新車で購入。5ドアの方に至ってはローンを組んで購入。お金がたまらなかったわけだ~。
さて、3ドアのmini cooperのときはディーラーで約90万円で売ってしまった私。その後失敗したと大後悔。
今回は1円でも高く買い取ってもらうべく本気を出したところ、(3ドアと5ドアの違いはありますが)前回90万円の2倍近い価格で売ることができました。
売り方一つで2倍も変わってくる愛車の売却。どうせ売るならなるべく高く買い取ってほしいですよね。
本記事では車を最高額で売る方法と銘打って、車を高く売るために私が行ったことについてまとめます。今回紹介する方法を参考にしていただければ、納得のいく金額で買い取ってもらえる確率が急上昇すること間違いありません。ぜひ最後までご覧ください。
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車情報
- mini cooper 5ドア
- 年式:2016年(売却したのが2020年のため、4年前のモデルということになります)
- 購入価格:298万円(車体価格)
- 走行距離:約21,000km
- 修理歴なし
利用したサービス
車を最高額で売る方法、それは一括査定サイトとユーカーパックを両方使うこと。それぞれについて簡単に紹介します。
一括査定サイト
一括査定サイトとは、そのサイトに情報を入れて登録をすると、複数の中古車買い取り会社から一括で見積もりをとることができる、というもの。
サイトからの情報登録が完了したその瞬間、中古車買い取り会社から一斉に電話がかかってきます。そこで日程を調整し査定をしてもらい、一番高い見積もりを出してくれた会社を選ぶことができます。
私が利用したのはナビクルですが、カーセンサー等他のサイトもいくつかあります。
ナビクルの場合は最大10社の中古車買い取り会社から連絡がくるということでしたが、これは地域にもよるようで、私の場合は電話をくれたのは4社、実際に査定をしてくれたのは3社でした。
ちなみにナビクルに登録すると、事前にざっくりした買い取り相場を出してくれます。
私の場合は108.6~130.3万円ということでした。
これを高めに見た130万円というのを相場価格と仮定し、以下話を進めていきます。
ユーカーパック
一括査定サイトから査定をしてくれるのが3社というのが思ったより少なく不安だったため、ユーカーパックも利用することにしました。
ユーカーパックは車のオークションをしてくれるサービスです。「落札価格がこれ以上になったら売る」という「売り切り価格」というものを設定できます。売り切り価格以上になれば必ず売らなければいけませんが、売り切り価格未満であれば売るか売らないかを選択できます。
こちらもサイトから情報を登録するとユーカーパックから電話がかかってくるので、査定に来てもらう日程を調整します。
一括査定サイトと違い、ユーカーパック1社とだけ日程調整すればいい、というのは一つのメリットと言えますね。
車売却までの流れ
ここからは一括査定サイトとユーカーパックとのコンタクトから車売却までの流れについてまとめます。
まずは一括査定サイトのナビクルに情報を登録。
登録をしたのが昼過ぎでしたが、その日の16時に3社に集まっていただき同時に査定をしてもらいました。めちゃくちゃ早いですよね。
査定にあたり、各社に事前に伝えたことが二つあります。
- オークションサイト(ユーカーパック)にも出品する予定で、そっちで決まると必ず売らなければならず、後から「やっぱりもっと高くできます」となっても対応できないので、最初からベストな見積もりを出してください。
- すぐには決められないので、1か月程度有効な見積もりをください。
上記を踏まえた各3社の回答は以下。
【ビッグモーター】
「いつ手放せるかで査定は変わる。1か月後まで有効な見積もりとなると130万円程度。今すぐ手放せるなら+20万円くらい(=150万円くらい)。」
手放せる時期が確定しないと正確な見積もりは出せないスタンスでした。
【ネクステージ】
「今日手放せるなら160万円。一か月後は読めないけど、20~30万程度下がる。」
こちらもビッグモーター同様、手放せる時期が確定しないと正確な見積もりは出せないスタンス。外車の方が国産車よりも先が読みづらいことに加え、コロナウイルス影響もあって読みづらいというようなことも仰っていました。
【オートベル】
「170万円。一か月後は厳しいけど、2週間なら待てる。」
希望の一か月先までとはさすがにいきませんでしたが、一日限定でなく2週間有効な見積もりを出してくれました。非常に良心的。
ということで、この時点でオートベルの170万円という見積もりが最高値。相場では最高でも130万円というところに対しこの見積もりが出たため、正直この時点ですでに満足でしたが、オートベルで決めたい気持ちを抑え、一週間後のユーカーパックの査定を待つことにしました。
【ユーカーパック】
一括査定の一週間後にユーカーパックの方で査定をしてもらいました。
一括査定の方は各社20~30分ほどでしたが、ユーカーパックの方は1時間以上査定をしていました。オークションに出す情報でいろんな業者も見るためかと推測します。ただその間ずっと拘束されるわけではなく、最初に少しお話しをして必要事項を記入しただけで、終わったらチャイムを押して教えてくれるので家の中にいていいということだったので、特にストレスはありませんでした。
一時間ほどで査定が終わり、結果は追って連絡がくるということでした。そこからさらに一時間ほど経ってから査定結果の連絡の電話きました。査定結果は以下。
「これまでの実績だと160~200万円くらい。実際いくらの値がつくかはオークションに出してみないとわからない。」
オークションでは競われるかどうかで売り値が変わるため、正確な値ではなく幅を持った回答となりました。
前述した通り、ユーカーパックは「売り切り価格」が設定でき、オークション結果が売り切り価格よりも低ければ売らなくてもOK。オートベルの170万円より高い値がつけば売ればよく、低ければ売らなくてもいいのです。
ということで特にリスクもないので、売り切り価格を175万円に設定し、ユーカーパックのオークションに出してみることにしました。
査定をしてもらった次の日からオークションに出すことができるということだったので、早速次の日に出してもらいました。
オークションはその日の7:00から18:00までの間、一日で価格が決まります。入札状況はマイページから逐一確認することができます。自分の車が競われているのが確認できて結構楽しかったです。オークション結果は下記。
約161万円という結果でした。
その後ユーカーパックから電話がかかってきて、売るか売らないかの相談となります。
オートベルの170万円以下だったためお断りすることを最初に告げましたが、
「落札した業者に、売り切り価格まで価格を吊り上げられるか交渉してみますよ!」
ということだったため、一応お願いをしました。
結果、落札した業者はそこまでは出せないということだったので、ユーカーパックはこの時点で正式にお断りしました。
そこから一括査定でコンタクトをした買い取り会社へ「今すぐ手放せるようになったので再度見積もりを出してください」と再度コンタクト。
コンタクトしたのは、一番高い見積もりを出してくれていたオートベルと、査定後もちょこちょこ連絡をくれていて、がんばりますよ~という意気込みを見せてくれていたビッグモーターの2社。
すぐ手放せることになったこと以外に、2社へ伝えたことが二つあります。
まず一つ目。これはビッグモーターとオートベルとで伝えたことが若干異なります。
ビッグモーターへは「オートベルから170万円という額を出してもらっていて、もう少し出せないか交渉中です。」
※正確には、170万円というのは伝えたというより、複数回電話いただきうまく聞き出されたというかんじでした。
オートベルへは「ビッグモーターはオートベルの170万円という見積もりをベンチマークにして再見積もり中です。」
つまり、2社で170万円をベンチマークに競っていることを伝えました。
二つ目は、後だしOKにするときりがないので、一発目でベストな見積もりを出してください、ということ。
以上を踏まえ、各社の回答は以下。
【オートベル】「170万円です。」
一回目と同じ額でした。
つまりオートベルは、一回目からベストな見積もりを提示してくれ、しかもそれを二週間待ってくれるという、めちゃくちゃ良心的な回答をしてくれていたんだな、ということを感じました。
【ビッグモーター】「175万円です。」
ということで、175万円でビッグモーターで売却することになりました。
相場ではMAX130万円に対し、+45万円の175万円で売却できることとなり、非常に満足のいく結果となりました。
車体購入価格が298万円、リセールバリューは59%。4年落ち・走行距離2万キロの外車でこのリセールバリューということについても満足です。
高額で売却できた理由
なぜ今回ここまでうまく立ち回れたかというのは、オートベルから二週間有効な170万円という見積もりをいただけたこと、これに尽きます。これがあったからユーカーパックで161万円の見積もりが出ても売らないという選択ができたし、ビッグモーターの買取価格も175万円まで吊り上げることができました。
それからこれは契約後にビッグモーターの担当者の方から伺いましたが、「オートベルにも170万円からさらに上げられないか交渉している」と伝えたことも大きかったようです。それがなければ極端な話171万円でもよかったが、それだとオートベルががんばってきたときに勝てない可能性があったため175万円まで出せた、ということでした。分母が大きいのでなんだかわずかな差のように思えてしまいますが、5万円は5万円。この差は大きいです。
今回契約には至りませんでしたが、終始良心的な対応をしてくださったオートベルさんには心から感謝しています。
また、3社同時刻に集まってもらって査定をしたのも競争意識を持ってもらうのに一役買っていたかもしれません。手間も少なくて済むため、一括査定でコンタクトした買い取り会社には同時刻に集まってもらって査定してもらうことをおすすめします。
所感
その他、一連の流れの中で感じたことについて。
売却時期による価格下落
一括査定でコンタクトした複数の買い取り会社が「相場はすぐ下がるので早く売った方がいい」ということを仰っていました。
個人的には、下がるには下がるんだろうけど下がり幅についての信憑性はどうかな、というかんじがしました。
もちろん売却時期にはよるでしょうが、もし本当にひと月で20万円も下がるようなペースだったら、数年したら私の車の価値は0。一方で、買ってから4年経ってもまだ150~170万円の価値が残っているという事実がありました。もしひと月で20万円下がるというのが本当だとしたら、よっぽど相場の下がりやすいタイミングだったということでしょうが、少なからず早く手放させたいという交渉術という側面はあったものと思います。
ユーカーパックの価値
今回、ユーカーパックでのオークション結果よりも一括査定での見積もりの方が高値がつきましたが、オークションでより競われてくれれば、ユーカーパックの方でもより高値がつく可能性もあるように感じました。つまり何が言いたいかというと、ユーカーパックは選択肢に十分なり得る、ということ。
前述しましたが、自分の車にどんどん落札が入るのを見ているのは楽しかったですし、出したからと言って必ず売らなければいけないわけでもありません。
ちなみに今回はオークションは一度しか出しませんでしたが、落札価格に不満があればもう二回まで出し直すこともできるようです。
そしてユーカーパックの対応については、今回落札価格が161万円というところに対し、175万円まで出せないか交渉をしてくれたりと、売り手側の立場に立ってくれるような印象を受けました(もちろん落札価格が高いほどユーカーパックとしての利益が高いということもあると思いますが)。
一括査定に加えてユーカーパックでのオークションも利用しておいて損はありません。
おわりに
車の買取価格はやり方次第で大幅に吊り上げられます。本記事の内容を参考にしていただいて、納得のいく価格で愛車を売っていただければと思います。
それではまた!
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